アメックスポイントプログラムの改定 ANAマイルへの移行上限が年間40,000マイルに減少
今週アメックスよりポイントプログラムの「メンバーシップ・リワード」の改定のお便りがありました。
アメックスのポイントプログラムは年々厳しくなっているような感がありますが、今回ターゲットとなったのはANAマイルへのポイント移行。
アメックスのポイントは各種航空会社のマイレージプログラムに移行することができるのですが、ANAに関してはかつてのポイントばら撒きキャンペーンでポイントを大量移行する人が出すぎたこともあり、移行上限が年間80,000マイルに設定されていました。
その上限が今回新たに改定され、年間40,000マイルまでと更に厳しいものに改定されてしまいました。。。
今回はANAポイントの移行は改悪となってしましましたが、一部ポイントプログラムの改善も行われており、それらを含めて新プログラムについてまとめてみようとおもいます。
アメックスのポイントの航空会社マイルへの移行
アメックスのポイントプログラム「メンバーシップ・リワード」では基本的にアメックスのクレジットカードを100円利用するごとに1ポイント貯まり、そのポイントを各種の特典に利用することができます。
用途として最もお得な部類に入るのが、ANAをはじめとした航空会社のマイルへのポイント移行で、現在世界各国の航空会社15社と提携しているようです。
通常のポイント移行レートは2,000ポイント = 1,000マイルですが、年会費3,000円+税を支払い「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録することにより、下記のようにポイント移行レートが改善します。
基本的にポイント交換の上限はないのですが、ANAのみポイント移行の上限が設定される上、「メンバーシップ・リワード ANAコース」(年会費5,000円+税)が必要という厳しめな設定w
つまり、通常はANAのマイルをアメックスのポイントと等価で交換するには、年間8,000円+税を支払った上で、上限80,000マイルまでしか交換できないというのが従来の移行ルールでした。。。
なお、アメックスのプラチナカード会員であれば、「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録費用は無料となります。
とはいえ、通常のANAカードやSPGアメックスカードのほうが、マイルへの移行という観点では優位な状況でした。
ANAマイルへの移行条件の改定内容
さて、本題となる今回のポイントプログラムの改定内容です。
下表の通り、2019年1月1日から、ANAマイルへの年間移行ポイント上限が40,000マイルへと引き下げられます。
「メンバーシップ・リワード・プラス」への登録状況によって、必要なポイントが異なります。
移行ポイント上限 変更内容 |
2018年12月31日までの マイル付与完了分 |
2019年1月1日からの マイル付与完了分 |
年間移行ポイント上限 (リワード・プラス登録済) |
80,000ポイント (=80,000マイル) まで |
40,000ポイント (=40,000マイル) まで |
年間移行ポイント上限 (リワード・プラス未登録) |
160,000ポイント (=80,000マイル) まで |
80,000ポイント (=40,000マイル) まで |
なお、今回の改定の対象となるのはいわゆる「プロパーカード」で、ANAアメックスカードは従来通り上限なくマイル移行が可能です。
また、ANAマイルへの移行に必要な「 ANAコース登録費」については、下表の通り、プラチナカード/ビジネスプラチナカードは永年無料と大幅な改善です。
一方、その他のプロパーカードについては移行手数料をポイント支払いできるとのことですが、ポイントの使い方としてはややもったいないですね。。。
ANAコース登録費 変更内容 |
2018年12月31日までの マイル付与完了分 |
2019年1月1日からの マイル付与完了分 |
プラチナカード ビジネスプラチナカード |
年間5,000円+税 | 永年無料 |
その他のプロパーカード (リワード・プラス登録済み) |
年間5,000円+税 | 1ポイント=1円で 充当可能 |
その他のプロパーカード (リワード・プラス未登録) |
年間5,000円+税 | 1ポイント=0.3円で 充当可能 |
2018年の条件でのマイル移行にあたっては期限があるので、80,000マイル分移行したいと考えている人は要注意です。移行期限はこちら
メンバーシップ・リワード・プラスにボーナスポイントプログラムが登場
今回はANAマイルの移行の改定が大きな変更点ではありましたが、「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録済みの方にはボーナスポイントの獲得サービスが新たに開始されました。
対象加盟店でのボーナスポイントプログラム
対象加盟店のオンラインでの利用に限り、ポイント還元率が100円 = 3ポイントとなるというもの
対象加盟店はこちら
- Yahoo! Japan
- Apple / iTunes Store
- JAL
- HIS
- American Express Travel
- Amazon
Amazonが入っているのは結構大きいですね。上記加盟店での利用のはアメックスを利用するとポイントざくざくと貯まりそうです。
JALについてはアメックスのポイントは貯まりますが、現状ではJALマイルへの移行はできないので注意が必要です。
外貨建て決済でのボーナスポイントプログラム
外貨建ての決済で、ポイント還元率が100円 = 3ポイントとなるというもの
主な利用シーンはこんな感じ
- 海外旅行先のショッピング / レストラン / ホテル利用
- 海外ウェブサイトでのショッピング
海外での利用でも日本円決済の場合には対象外となるため、ボーナスポイント獲得には外貨建てでの利用が必要です。
為替手数料加味してどちらがお得なのかはよくわかりませんw
今回の改定のまとめ
今回ANAマイルへの移行上限が設定されてしまいましたが、80,000ポイントの獲得は通常利用であれば800万円分の利用に相当するポイントのため、そこまで高額な利用をしないようなユーザーにはあまり関係ないかなといったところです。
恩恵を受けるのはANAコース登録費が無料となることから、アメックスプラチナ保持者ですね。特に年間利用額が400万円に満たないようなライトユーザーにとってはむしろ改善といったところです。
新たなボーナスポイントプログラムも使い勝手は良さそうなので、自分のようなライトユーザーにとってはより使いやすくなった印象を受けます。
40,000ポイントの獲得分までは手数料がマイル移行手数料はリワード・プラスの年会費のみ (アメックスプラチナは無料)なので、ボーナスポイントが獲得できる対象加盟店での利用を中心に毎年移行上限に相当する分までは安心して利用していこうと思います。
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